古典悲劇に挑戦して参りました。
その題名ともなるヒロインを演じてきたのがならりえであります。
劇団内では末っ子の位置をキープしております、ならでございますが、
舞台の照明、舞台の音響が入った瞬間にそのポテンシャルは発揮されます。
(けして戦争肯定ではありませんが・・・)
ならりえというのは言うなれば、わが劇団新和座の旗艦、大型戦艦であるわけです。
一度、ライトが当たればそこには…メディアが、エレクトラが、サロメが居たわけです。
演出という表舞台に出られない者の思想をならは芝居で体現してくれております。
とあるお客様には「この若さであれだけ背中で絶望感を表せるのはすごい」と言っていただきました!
ならの芝居はまだまだ粗い部分もたしかにあるのですが、新和座の代名詞「狂気」の芝居をお届けしております。
しかし!
今回は本公演ではなく、色々な施策を行う「ドラマティックシアターシリーズ」です。
彼女が演じます役名も「アポリア」ではなく…物語も…現代であります。
九条熾織というのは劇団の女優という役どころですが…
ならりえ自身、役作りに苦労しているのです。
何故かというと… 今まで古典を中心にやってきた新和座ですから、現代劇の役作り/イメージ作りなどなどがうまくいかずもがいております。
なら本人にとっては非常に厳しく辛い稽古、練習であろうと思いますが…
実はなら生徒、少しお姉さんにもなっております。
後輩が頑張って涙している姿に、
「私も頑張る」
と一言声をかけたのです。
優しい言葉をかけるだけでなく、厳しく叱るわけでもなく。
共に頑張るのだ、という意思を見せた時、私は胸が熱くなりました。
そんな頑張っているならりえが演じます「九条熾織」どうぞご期待ください!
『アポリア』公演の詳細は…
劇団新和座公式サイトを御覧ください。
http://www.shinwaza.com/
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