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2014年10月27日

一番訴えたい場所

演出家の仕事の一つに『訴えたい事を明確にする』といことが挙げられると思います。

台本を読んでその全てを一言一句、全てをお客様にご覧いただきたい、そういう気持ちは常に持っていますが、それは不可能だと思います。先だっても書きましたが、作品を通じて自分の訴えたいことを明確にすることで、おのずと一番訴えたい場所が現れてくると思います。

その場所を重点に、または基点として、前後の物語の音楽、照明のイメージを出していくのも演出者の仕事なのではないか、そう考えています。

2014-10-27.jpg『作品を通じて自分の訴えたいこと』を明確にすることによって、その舞台、物語に存在する全てには必ずある理由、存在理由が見えてくると感じます。
その理由に矛盾が生じれば、検証し、その事象(物言いや段取り、照明、音楽について)別の方式を検討することになると思いますし、理由が不明確であればその事象自体の存在を疑うことになろうかと思います。

何度も稽古を重ねて、より深くより広く表現をこねていくわけですが、途中で迷いも生じます。そんな時は、この『訴えたい事』というフィルターを通じて場面場面を見ていく事にしています。


私は台本というよりどころを一部も変えることなく、上記のような事象の検証を繰り返し、そのすべてに、すべての役について、理由のある動き、理由のある言動を求めて行きたい、そう考えています。
この事を伝える事も演出家の仕事の一つである、そう考えています。


ラベル:演劇 主張
posted by 新和座制作部 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 演出家 武藤賀洋のお芝居について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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