logo.jpg

公式サイトはコチラから



2014年08月31日

料理人と医者

明日から9月…
最近の小学校や中学校、高校は2学期制になっている所も多いと聞きますので、既に夏休みも終わっているのかもしれませんが…
8月31日と言うと…絵日記がぁぁぁ…宿題がぁぁぁ
という記憶が大部分を占めてしまいます。

小学生の頃、自由研究ではいつも木製のロボットを創っていました。
中学生の頃、なんか、歴史関連の調べものをしていたでしょうか・・・
高校生・・・出した記憶が・・・
養成所の頃・・・毎日、台本読んでました・・・たぶん。

そして思うのが、宿題を出す側になると・・・本当に有意義な宿題ってなんだろうと考えてしまいます。
特に役者さんを目指す人にとっては、基礎練習は毎日くらいにやってほしいですし、(1日サボると3日後退する、なんて芸事の世界ではいいます・・・)それと同じくらいに感性を刺激するために、いろいろな遊びや体験などなどをしてほしいとも考えています。

宿題って出す方もやる方も・・・難しいです。

今日は役者さんと演出家のお仕事についてちょっと考えてみようと思います。

私の大変尊敬する演出家の先生は昔、私にこのようなことを言っておられました。
『役者や演出家というのは、料理人に似ているね。素材を吟味して、台本というスープで煮て、作品という料理をお客様に出すんだよ。役者も演出家も包丁の腕も火加減も盛り付けの仕方もしらなきゃならない。一流の料理人になればなるほど、どんな素材でもおいしくするんじゃないかな? いろいろ文句をつけて料理できない料理人なんていないだろう?そんな人は 二流、三流ってことだね。』


まだ、10代だった私はノートにその言葉を書きつつも今一つ、理解していませんでした。しかしながら、今は先生がおっしゃっていたこと、身にしみて理解されてきたのではないかと感じています。
つまり、どんな素材(役や台本はたまた演出指示)でもやって(下ごしらえして)みる。そして、それを最高に創って(調理して)お客様にお出しする。下ごしらえや調理の段階で様々なトラブルがあろうかと思います。しかし、そのトラブルや予期せぬ事態に文句を言ってやらなかったり、できませんとさじを投げるようでは一流ではないと思うのです。たとえば、「鍋が自分の予想より小さかったのでできません。」こんな事を言っていては、そのレストランや料理屋さんをやめさせられてしまいますよね。
そこを経験と知恵を使って調理する事こそ一流の料理人であり、こういった事とお芝居(役者さんや演出家)は非常によく似ていると先生はおっしゃっていたと思います。

そして、研究を続けていくうちに、私には芝居/演劇の関係者は医師にも似ているのではないかと思い始めました。お医者さんは私達の健康を守るために日夜勉強を続けていらっしゃいます。医学という基礎理論を基に千差万別の症状に立ち向かい、それを解決する。20140831.png私達も基礎練習、基礎理論といった様々な膨大な知識を用い、千差万別の現場に適応する技術と精神を身につけなくてはならない。そして、役者や演出者であり続ける限り勉強を怠ってはいけないと思うのです。経験だけを頼りに手術されたらたまったものじゃありませんよね。経験と知恵と普段の研究をしているお医者さんなら安心です。そして、千差万別の現場に対応できないお医者さんも・・・ちょっと怖いです。『盲腸が思った場所になりから治療できません』なんてお医者さんがいたら・・・これは、役者さんや演出者にも言える事だと私は考えています。常に勉強をし、柔軟に対応していくことが役者さんや演出者にも求められているのではないでしょうか。

さらに他にも色々な職業に例えることができるような気がします。
色々な職業との共通点を見つけ、表現に、役者修行に反映し、活かしていくとより興味深い事がわかってくるかもしれません。

明日から9月☆
9月も皆様に素敵な出来事がたくさんの日々でありますように♪
演出部武藤でした☆
posted by 新和座制作部 at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 演出家 武藤賀洋のお芝居について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/404665657

この記事へのトラックバック