
【マザー】
「マザー」はキリスト教において指導的な修道女への敬称であるそうです。有名なマザーとしては、マザー・テレサがおられると思います。マザーテレサはカトリック教会の修道女にして修道会「神の愛の宣教者会」の創立者でもあります。修道女という厳しい修行の身の上で且つ他の修道女の指導もこなすという立派な役職であります。今回の公演作品においてマザーはシャルルの政治的な顧問としても登場します。
憧れの・・・
――今回、新和座にははじめてのご出演となります。
松井
はい!とっても興奮しています!!
――おお。しょっぱなからすごい気合ですね。どういったところに興奮されているんですか?
松井
そりゃあもう、学生時代から憧れている北村先輩と一緒に舞台に立てるだけでなく、一緒のシーンに出られるからです!
――なるほど。北村さん、かっこいいですもんね。
松井
はい!!前回の新和座さんのメディアで北村先輩のかっこよさっていったらなかったです!惚れました(笑)
――すごいパワーですね!今回、新和座の舞台ご出演の経緯を教えてください。
松井
実は"王女メディア"を観た時にこんな舞台に関われたらなぁと感じました。そんな時、新和座さんの座員募集のページを見たんですね。私は今養成所でも勉強していますので座員にはなれないなぁーと思っていたんですが、古川先輩に相談メールをしてみたんです。
――そうしたら、古川は何と?
松井
『まずは養成所の勉強をしっかりしなさい。急がなくてもタイミングが合えば出てもらえるかもしれないから。』と言われました。その時はちょっとショックでしたね。出られないのか・・・と思いました。私の演技と新和座さんのお芝居は合わないもんなぁと勝手に感じていました。古川先輩と何度かメールのやり取りさせてもらって、『稽古場見学だったらいつでもきなさい』と言っていただいたんです。
――なるほど。最初は見学からということですか?
松井
それからはトントン拍子に話が進んで(笑)お稽古場に見学に行った時に、古川先輩方にお話する機会があって。その時に先輩から『役がつくかどうかは師匠に聞かなければならないが、僕らとしても手伝ってくれるのは非常に嬉しいよ。稽古場に毎回来て見る?ただし、養成所優先ってことで』とお話いただいたんです。もうめっちゃくっちゃ嬉しかったですね。
――加藤さんと同じ感じですね?
松井
はい。養成所できちんと修行することがお手伝いする第一条件でした。実は加藤とは専門学校で同じクラスだったので、また同じ環境で勉強ができると思うとそこもちょっと嬉しかったりして・・・加藤が先にお稽古に入っていたので羨ましかった部分はありましたが、先輩方のお稽古を観ているだけでもとっても勉強になりました。そんな時に武藤先生から『松井、ここ、ちょっと読んでみて〜』とおしゃっていただいて。お稽古に少し参加しました。その日のお稽古が終わった時に古川さんにまた呼ばれて・・・
――呼ばれて?
松井
『出演を検討してくれないか?』とおっしゃっていただいたんです!また、先輩は『師匠もお願いしたい役があると言っていたし、養成所もこちらも全力でできるなら検討しもらいたい』とも。嬉しかったですね!私なんかでいいのかって思いました!
――そしてご出演となったんですね?
松井
そうです!改めて台本をもらったら、なんと北村先輩と一緒のシーンがある!これはかなりがんばらないと!!と思いました(笑)
夢は、1人でも多くの人を笑顔にする事!!
――なるほど。役が決まってからのお稽古はどうでしたか?
松井
最初は戸惑いがありました。今まではこんな大人数でお芝居したことありませんでしたし、実は男性とご一緒するのが初めてで。それに先ほども言いましたが、お芝居に関しては「私でいいのかな」って悩みがずっとありました。
――というと?
松井
加藤にも帰り道とかで相談してみたんですけど、私が好きなお芝居はコメディタッチのものなんですね。なので新和座さんのお芝居とあうかなぁ〜と勝手に思っていたんです。加藤は『武藤先生、トモの事きちんと見てらっしゃるから心配しなくていいんじゃない?』と言ってくれたんですが、どうにも心配で。
――そしてどうされたんですか?
松井
はい。練習日に一緒にやってくださっていた、なら先輩にお話を聞いてもらったんです。
――ならはどう言ってました?
松井
まずは小声で。
――小声で?
松井
『それ、武藤さんに相談しちゃった?してないなら、言わないほうがいいよ。』とおしゃっていました。
――どういうことなんでしょうね?
松井
なら先輩はご自分の経験を話してくださいました。なら先輩が学生時代に武藤先生に『みんなと同じようにしゃべれません』と相談したことがあったそうです。その時武藤先生は烈火の如くお叱りになったとか。なんでも『同じ作品に出ていてみんな同じようなことやってて何が感動を生むんだ!』っておっしゃっていたそうです。続けてなら先輩は私にこう教えてくれました。『私も大したことができるわけじゃない。常に研究している。作品と役に真剣に向かい合うことが大事なんだと思うよ。武藤さんが”そこは変えてくれ”と言えば変えればいいし。一番大事なのは松井がこのマザーを通じて何を伝えたいか、それが全体のテーマに沿っているかどうかということだと思うよ。技術とかモノの言い方なんていうのは自分の個人練習を通じて後からどうにでもなるものだって言うし。』…こういうお話が聞けるのも本当に参加して良かったと思える一つです。あ、でもコレ、ブログに出ちゃったら武藤先生にも知れちゃいますね(笑)
――うーん。これで怒ることはないでしょう、多分(笑)ところで、そういったことで悩みは解決したと?
松井

いいえ(笑)役についての悩みはつきませんね(笑)でもなら先輩に話を聞いてもらってすっきりしました。私は私のできる限りのことを精一杯やろうと思いました。そしてマザーを通じてできるだけ多くの人に『笑顔』になってもらえるようにがんばらなきゃと改めて思いましたね!マザーはそれができるキャラかなぁと感じています。武藤先生からも『おもいきってやってよ〜』と言われました。実際に難しいとは思います。人に『笑顔』になってもらうのって。単におもしろかったり、微笑ましかったりということでも笑顔はこぼれそうですけど、私の夢は一人でも多くの人に心の底から『笑顔』になって欲しいんです。今回の作品のテーマに沿うようにしかも私の目標をもどうにか上手く組み込めればなぁと思います。今回はある意味時代劇ですから今のギャグとかは盛り込めないかもしれません。でも、そういった中でも人の笑顔を引き出すのって素敵だと思うんですよね。本当にかなり難しいとは思います。思いますけど、挑戦してみたいですね!私のお芝居で皆さんが『笑顔』になってくれたらほんとうに嬉しいです。そうなるようにがんばります!
マザー役という役について
――なるほど。素敵なことですね!『笑顔』。さてさて、お稽古場の雰囲気についてお聞かせください。
松井
はい。はじめは怖いかなぁ〜と思っていたんです。なにしろ学生時代から先輩方のお芝居はものすごく熱気にあふれていましたし、お稽古が終わって教室から出てこられる先輩方はなんていうんですかね、"燃え尽きた"感じがしたこともありましたし。専門学校1年の時に武藤先生に習っていましたが、やはり厳しい先生でしたから…でも、実際のお稽古場は怖いというよりも『真剣』でしたね。
――真剣ですか?
松井
はい。メリハリがあるというんでしょうか。やる時はやる。休むときは休む。さぼる時はさぼる(笑)古川先輩のお言葉です。
――さぼる時はさぼる?
松井
お稽古でも練習でも真剣にならなきゃいけない時は毎回あると思います。でも、休憩時間や気が抜けた時がないとしっかりできないぞ、という意味らしいです。だから休憩時間などはお稽古場でお茶を飲みながら普段あったこととか、恋愛話とか、武藤先生お得意の下ネタ(笑)とか。
――下ネタですか?
松井
(笑)そんなにお下劣じゃないですよ?あと気付いたんですけど、武藤先生や座員の皆さんはいろいろ声をかけてくださいますね。
――声ですか?
松井
はい。前回のお稽古から今回のお稽古に至るまでの日常の事とかその日の着ているもの、持ち物の話などなど。この間も加藤と話していたんですけど、武藤先生の記憶力はすごいって。
――記憶力ですか?
松井
その人その人の住んでいるところとか、前回の服装だったり髪型だったり、バイトだったりを覚えていらっしゃるんです。でその事について色々お話くださって・・・練習やお稽古前に知らず知らずのうちにテンションが上がっていますね。とってもやりやすくなって感謝しています。
――本人は記憶力が悪くなった、おじいちゃんになってきたと言ってました(笑)さて、マザー役について意気込みを聞かせてください!
松井
はい!マザーの役はシャルル国王にとって邪魔でもあり、必要でもあると考えています。そうした中で私がどれだけできるかわかりませんが、舞台の上でも舞台の外のお客様にも『笑顔』になってもらいたいと思っています。マザーはキリスト教では指導者的立場だと聞いています。そうした部分が台詞や動きを通じて、かつ、おもしろくお伝えできたらなぁ〜と思っています。思いっきり松井友美のマザーを舞台で爆発させることができるようにがんばります!!!皆さん、応援して下さい!!!
――松井さんのマザー期待しています!
では、お客様に一言お願いします。
お客様に一言
元気いっぱい、思い切って最後までマザーを演じます!
ひばりという作品ですが、一人でも多くのお客様に笑顔を出していただけるように、ただ今一生懸命、お稽古しています!
是非、皆様、劇場に見に来てください!松井友美、がんばります!!
【松井友美プロフィール】
2007年に声優を目指すために専門学校に入学。在学中に「お月様へようこそ」」(演出:小野瀬恭代)などに出演。常に元気な姿勢で芝居に打ち込み、見ている人にワクワク感を与える。現在は、都内声優養成所にてその演技に磨きをかけている。1月23日生まれ。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
劇団新和座第2回公演 ひばり
公演の詳細およびチケットのご予約、お買い求めは
こちらをご覧ください。
携帯の方は
こちらをご覧ください。
※今回の公演も各回限定50席です。
是非ともお早めのご予約をお願いいたします。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
皆様のご声援、いつもありがとうございます!
皆様の応援、いつも心強いです!!

