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2009年07月13日

国と母と 〜 王太后ヨランド役 先崎翠

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今回は先崎翠さんにお話を伺いました。今回先崎さんは『ひばり
の中でシャルルの義母でありマリーの母でもある王太后ヨランドを演じられます。




【皇太后ヨランドについて】
アラゴン王フアン1世の長女、母はフランス貴族バール公ロベール1世の娘ヨランド。名前をヨランド・ダラゴンと言ったそうです。
父フアン1世の唯一の男子ハイメ(ヨランドの弟)が早くになくなった為に、アラゴン王位は父の弟マルティン1世が継承していました。、マルティンも嫡子を早く亡くしてしまいました。彼は後継者を定めないまま没しまったため、ヨランドがの長男ルイが王位継承候補者の一人に挙がったが、王位を得るはなかったそうです。この物語でもフランス王となるシャルル7世(演:北村空)が南フランスへ逃れてきた際に庇護し、長女マリー(演:加藤杏奈)と結婚させたそうです。



お披露目公演の時に


――旗揚げ公演『王女メディア』に続いてのご出演ですね。

先崎

はい。王女メディアが終わった後にならさんをはじめ座員の皆さんに声をかけていただきました。



――なるほど。そもそも旗揚げ公演に参加してくださった経緯というのはどういったことだったんでしょうか。

先崎

直接はお披露目公演を観てですね。私ももう一度舞台に立てたらと感じたわけです。
元は座員の皆さんとは学校の同窓だったわけです。そして、卒業後新和座の活動を皆さんがされているのは知っていました。私も芝居の勉強を夢中でしておりました。そして今年の初めに新和座の芝居を見て『いいなぁ』と純粋に思ったわけです。



――お披露目公演『アルマ即興』ですね。

先崎

ならさんからもらった案内には『不条理劇』と書いてありましたし、武藤さんのお芝居なので、理不尽に泣かせられるのか・・・と思ったら違いました(笑)皆さんが学生時代には見せたことがなかったお芝居をしているのが新鮮でした。そんな皆さんの姿を見ているうちに"また一緒にできたら!"と思いました。そこにアルマ即興の公演パンフレットのある記事が目に飛び込んできたんです。



――パンフレットですか?

先崎

そうです。『座員/出演者募集』。同時に4月の旗揚げ公演のお知らせも挟まっていたので・・・2週間くらいした後に古川さんに相談してみました。「まだ、募集してますか?」と。



――そうしたら、古川は何と?

先崎

色々相談にのってくれました(笑)私が進む道を悩んでいる部分にも(笑)



――なるほど。具体的には?

先崎

古川さんは「役があるかどうかは師匠にしかなきゃいけないけども、先崎が参加してくれるのは嬉しい。」と言ってもらったんです。また、「先崎がどういう道に進むかわからないけど、もし芝居の道を少しでも志すだったら、どこでも良いから稽古はしてた方が良いと思うよ。なんでも芸事は1日さぼると3日分後退するらしいから・・・」とも。そこで古川さんに演出の武藤さんに役の件を聞いてもらって、『王女メディア』に出演が決まりました。




王女メディアに出演して


――そういう経緯だったんですね。では旗揚げ公演のお稽古、公演を通じて何か感じることはありましたか?

先崎

たくさんありましたね。まず、学生時代の同じクラス以外の人たちもさることながら、先輩方と舞台を創れるというのがとても勉強になりました。また、はやりお金をいただくわけですから、学生時代とは違う緊張感や圧力を感じましたね。その分、時間を大切に使うことを学んだり、今まで交わりのなかった人の考えを聞くことができたり。よく『同じ釜の飯を食う』という事を言いますが、そんな表現がぴったりでしたね。私は客演という立場ですけど、"ホーム"だなぁ〜って感じることが多いです。



――落ち着けるという事でしょうか。

先崎

それもありますが、ここの雰囲気って独特なんですよね。上下の規律ははっきりしています。そりゃあもう、学生時代以上に。例えば役者と演出家とう役割もしっかりと分かれています。しかし、柔軟な箇所もあるんだなぁと感じることもあります。



――どんなところが柔軟なんでしょか。

先崎

ほとんどの舞台の現場や収録の現場でもそうかもしれないんですけど、上下の関係や役割がきっちりしていても、上の人は下の人をきっちりと認めてくれていると感じます。私なんかはまだできないことが多すぎますけどもそれでもそのできないこともできることも認めてくれるわけです。その上でできないことを一つでも多くできるようにするような言わば「課題」を与えてくれているように思います。そしてもちろん、私たち役者陣も音響さんや照明さん演出家などたくさんのスタッフを尊敬しています。そういうある種の信頼関係があって、やり方や提案―自分のスケジュールなんかも含めたもの―をできる柔軟さがここにはあると思います。



――なるほど。旗揚げ公演に参加していただいて、そういうことを感じられたわけですね。

先崎

ええ。そして、先ほども言いましたけど、今までやったことのない方と舞台を創れるというのが魅力の一つだと思います。くるみ先輩や前回のクレオン王役のヘンミさんのお芝居の創り方を見ているととても勉強になります。ヘンミさんは今回スケジュールの都合で出演がかないませんでしたけど、いつかもう一度ご一緒したいなと思っています。また、スタッフの方の仕事もやはりプロフェッショナルだな〜と感じました。



――スタッフの仕事ですか?

先崎

はい。学生時分はもちろんできるだけ勉強のためにも自分たちで工夫していました。これはとても勉強になりましたね。しかし今は役割がきちんと決まっている部分があって。照明や音、とりわけ衣装に関しては感動しました。



――衣装ですか?

先崎

私も趣味で服を作ることがあるのですが、真新しい"私のために"造ってくれた衣装というのにまず感動しました。衣装担当の戸ヶ崎さんが色々と工夫を凝らしてくれた衣装・・・あれを着て通した時はものすごく気分が盛り上がりましたし、がんばろう!!という気持ちが新たになりました。また、こんな衣装をつくれたらなぁーとも感じましたね。とにかく、一つの舞台を創るのにたくさんの人の力があって、それが一つに合わさった時に素敵な舞台空間になるんだと改めて思いました。私も皆に負けずにそして力をあわせてお客様にお見せしようという気持ちが強くなります。




王太后という役について。


――なるほど。素晴らしいことですよね。力をあわせること。さて、今回の王太后という役どころについてです。意気込みをお聞かせください。

先崎

一言で言えば『やりがいのある役』ですね。この役を通じて優愛ちゃんとは別の母親の強さだったり愛情だったりが表現できたらなぁと考えています。私は独身ですし、もちろん子供もいないのでどこまでチャレンジできるかわかりませんが、挑戦しつづけます!



――王太后という役のどういうところに"やりがい"を?

先崎

そうですね、きっと今作中の中でも歳が行っている方だと思うんです。その中で娘との関係だったり、娘婿のシャルルとの関係だったり、はたまたアニェスとの関係だったり・・・もちろんジャンヌダルクとの関係というものもあります。こういう色々な登場人物との係わり合いを創造して構築していく部分にやりがいを感じますね。表現はまだまだかもしれませんけど、各役者さんと一生懸命練習、お稽古に励んでいます。




国と母と


――なるほど。では次にこの王太后の役自身についてお考えのことはありますか?

先崎
先ほども言いましたが、優愛ちゃんのお母さんとは別の角度の『母親』ということを強く意識しています。娘に対する無償の愛情だったり、娘婿に対する愛情、時には冷たくとも感じ取られかねない行動の裏にある優しさ。こういうことをうまく表現できればといつも考えています。ちょっと大げさかもしれないですけど、母親って"国"とも置き換えられると思うんですよね。



――母親が国ですか?

先崎
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ええ。王太后というくらいですから、国の王の妻や母という意味もあると思います。今作で直接は国民と交流する場面は残念ながらありませんが、国民あっての国だと思うんですよね。私たちには無償の愛情を注いでくれる親がいます。その親の為なら損得抜きに行動することができる。例えば大きくなって親を守ろうとか・・・それを国に置き換えれば、国民に無償の愛情を、マリーやシャルルの為にすることが直結することもあるかもしれませんが、とにかく、自分の息子や娘のように国民に対しても接する。そうすることによって国民は損得抜きに国を守ろうとするんじゃないかなと思うわけです。ですからヨランドを通じてシャルルが治めようとする国の礎というものが、母親の愛情だったり優しさだったりと考えているわけです。こういう部分をお客様に伝えることができればと考えています。しかしこの部分が一番むずかしくもあるわけですが(笑)



――納得です!優愛さんとはまた別の母親像が見れますね。

先崎

はい。よく優愛ちゃんとも話しますが、母親の数だけ母親像があると思うんです。だから外見も手法も行動も違う。しかしその中にあるのはやっぱり愛情なんじゃないかなと思います。観ていただける方に少しでも"ほっ"としてもらえるようなそんな舞台であり、母親役を創って生きたいと考えています。



――なるほど。先崎さんヨランドの母、フランス国、楽しみにしています!
  では、お客様に一言お願いします。


お客様に一言
私たちはまだまだ勉強中ではありますが、少しでも皆さんに少しでも「ほっ」としていただけるよう、また、楽しんでいただけるように一生懸命努めてまいります。4月のメディア以上にチームワークも良くなってきていると思いますし素敵な舞台空間をお届けできるようにします!是非ともご期待ください!!当日劇場でお待ちしております!




【先崎翠プロフィール】
2006年に声優を目指すために専門学校に入学。在学中に舞台「ロミオとジュリエット」などに出演。当時はクラスの中でも舞台創作などに類い稀なる才能、手腕を発揮する。2007年に新和座の前身、時限演劇ユニット「原宿いなか村」にも参加。新垣となららと共に「王女メディア」に出演。いなか村でも出演者、スタッフからの信頼は厚く、芝居にもその誠実さがにじみ出ている。2月6日生まれ。


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劇団新和座第2回公演 ひばり
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posted by 劇団新和座広報部 at 18:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ひばり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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