俺様を見下したようなセリフは吐かせん!
こんばんは☆演出部武藤です♪
唐突に『北斗の拳』のケンシロウとシンのセリフを書いてしまいましたが…
今日はそんなお話を書きたいと思います。
お芝居の台本には「セリフ」と「ト書き」があります。
特にト書きにはその役の表情だったり動きだったりのヒントが書いてあったり、隠されていたりします。

また、お芝居には段取りがないと成立はしません。
しかしながら、段取りを完成させる為にお芝居をするのではないと思います。
つまり、動きたいから動くのであって、約束された段取りで動く、段取りのために動くのであれば・・・そこに真情、衝動はないと考えています。動けないなら動かないほうがよっぽど美しいと思うのです。
お芝居の中では色々な制限、例えば舞台の広さや演出効果の照明などで約束された段取りは存在するわけです。

お客様はもちろん台本などを見ながら観劇するわけではありません。
ですので、段取りばかりの動きだと、お客様から「見切られて」しまうと思うのです。
ですので、私達新和座では約束された段取りと仕草・動きとは別物として捉え、稽古を行なっていきます。その中でも、「動けなければ動かない」「しゃべれなければしゃべらない」という事を念頭に「約束された段取り」と「仕草・動き」を柔軟にバランスよく研いております!
次期公演『パレードを待ちながら』のお稽古場からの動画も御覧ください☆
是非お楽しみに♪
また明日からの1週間、皆様に素敵な出来事がたくさん降り注ぐ1週間でありますように☆